Christian Louboutinの創立

クリスチャン ルブタン(Christian Louboutin)は1964年パリ生まれ。労働者階級の地区で生まれる。母子家庭で、3人の姉妹に囲まれて育った。常に女性に囲まれて育ったことが、後のデザインの重要なヒントになっていると彼は語る。幼い頃からナイトクラブに出入りする環境にあり、そこでショーのダンサーなどの影響をうけファッション、特に靴に興味を持ち、靴のデザインをデッサンを始める。幼い頃はデッサンに多くの時間を費やした。その後、エルメス、シャルル ジョルダン、シャネル、イヴ・サンローランクリスチャンディオール等のブランドで靴の製作にかかわる。1979年にパリの街角を歩いていた折、国立アフリカ・オセアニア美術館の前で、観光客の女性に木製の床を傷つけないように注意する看板に気が付いた。この看板が気になり、バックルで締め付け底がついた靴をデザインし始める。10代の頃にこのタイプの靴の絵ばかり学校のノートに描いて長時間過ごしたことを認めている。このラインの靴が後日デザイナーとしてのセールスポイントとなる。

やがてパリのダンスホールやパーティーに顔を出し始め、そこで女性たちに自分の靴を試してみるように申し出た。しかし大部分の女性はお金がないことを理由に断った。その後、シャネルやイヴ・サン=ローランのデザイン学校に通い、パリにブティックを開く。彼の店は顧客もだが、来店者に無料でコーヒーをふるまうことでも広く知られる。